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zoom RSS 最近読んだ本

<<   作成日時 : 2006/08/15 13:49   >>

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最近図書館通をしている。家にいるより涼しくて快適だ。かつての職場の先輩であるT氏は暑中見舞いなどで面白い本や映画を紹介してくださるのだが、先日いただいた暑中見舞いの中に老人問題を皮肉った「銀齢の果て」が紹介されていた。早速図書館で借りてきた。

少子高齢化を解消すべく、政府は「老人相互処刑制度(シルバーバトル)」なる政策を打ち出した。70歳以上の国民を地区ごとにお互い殺し合いをさせ老人の数を一気に減らそうという一見世にも恐ろしいものがたりであるが、そこは筒井康隆、思わずにやにやしてしまう痛快文学作品である。
介護制度を老人の生活意欲をなくす悪い制度とこきおろし、老人のずるさ、弱さ、たくましさをおもしろ可笑しく表現し、タブー視されている部分までここまでよく書いたなーと感心した作品である。

もう一冊は、林真理子の「家族旅行」。最近彼女の作品を手当たり次第読んでいる。面白い。
これは、博多のダイナミックな幸子という女性が一回りも年下の酒屋のぼんぼんと不倫し、あげくに現在の夫と離婚し娘も手放して結婚する。
意地悪な姑や小姑、親戚と対決しながら、思いがけずも夫の祖母を介護することになる。
持ち前の明るさと、たくましさと、内に秘めた計算高さで次第に回りの人たちを丸め込んでいく痛快な介護奮戦記とも言うべき小説だ。
私はボランティアという言葉が好きではない。何事も見返りがあってこそがんばれるというもの。物であれ精神的な物であれ・・・。
最近、新聞やテレビで介護の果ての殺人、養護老人ホームでの老人虐待などを目にする。
関係のない人は、「ひどいことをする」と簡単に言うかもしれないが、実際に介護にあたっている者には大なり小なりわかるのでは・・・。
でも悲惨になるのはよそう。心の中でシルバーバトルを繰り広げよう。友達(夫)と介護の愚痴をこぼして酒盛りをしよう。
いつか彼の彼女の遺産が転がり込んでくるかもしれないではないか。
親でも介護料をいただいてお小遣いにしよう。
自分も赤ちゃんにもどって無邪気な会話をたのしもう。
繰り返し同じ事を言われても壊れたラジオが鳴っていると思ったら腹もたたない(かもしれない)。
一番つらい情けない思いをしているのは介護をしてもらわなければならない本人なのだということを忘れないようにしよう、と思うこのごろです。




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